安佐動物公園にはないもの。それはなんでしょうか?
それは生き物の慰霊碑です。
えっ~、慰霊碑がないの?
となかにはびっくりする人もいるかもしれません。
慰霊碑は、動物塚の1種ととらえることができます。
その動物塚を研究した
佐田賢太郎さんの本によりますと、
動物塚は、ヨーロッパやアメリカ、中国やインドにもなく、
日本だけにみられる現象だそうです。
佐田賢太郎
『ペット埋葬の源流・動物塚 どうぶつのお墓をなぜつくるのか』
社会評論社、2007年7月、本体2000円
安佐では初代の園長が、科学から生き物をとらえる
という考えのもと慰霊碑をあえて設けなかったそうです。
いろんな考えを知るためにも
生き物を情緒的な考えからとらえてもいいでしょう。
けれども、科学から生き物をとらえるという
考えをもつ動物園があまりにも少ないといえますね。
ちなみに死んだ生き物たちは、
標本にして学校などの授業で活用しているとか。
動物園や水族館は、
生き物の死を無駄にしないのです。
今回の訪問記はこれでおしまいです。
長文をよんでくださってありがとうございました。


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