戦後、日本の動物園は、
大人から子供がいく場所へとかわり、
入園者をふやしていきました。
ところが、1990年代から少子高齢化と、
レジャーの多様化、それに自治体の財政難により
赤字の園館がふえてきました。
そこへもって、世界的に園館をはじめとする
博物館を廃止したり、縮小したり、
運営を民間にまかせようという動きがでてきます。
ここで、改めて園館(博物館)の意義が
とわれるようになりました。
そして、博物館の経営も
見直しをせまられるようになったのです。
赤字の園館が多い中で、到津は、
収支が均衡しており、市の財政負担が少ない、
という大きな特徴をもっています。
ですから、収支のバランスをとれている
到津の森公園は、もっと注目されるべきでしょう。
それでは、到津は
どういう仕組みを作ったのでしょうか?
これも関係者の方からお聞きしました。
到津の森の収入は、下のとおりです。
1.市民・企業からの寄付
2.入園料・駐車場料金・飲食売店など
3.税金
寄付には
1.動物サポーター
2.到津の森公園友の会
3.到津の森公園基金
と様々な制度があります。
詳しいことは、到津の森公園のサイトをご覧下さい。
↓到津の森公園基金に寄付した人の看板

到津の収支の特徴です。
花田隆一氏「公立動物園のマネジメント
-市民が支える動物園の経営戦略-」によります。
1.入園料などは直接、園へはいる仕組み
2.入園料がきちんと確保されている
→入園者の増加がそのまま収入増に
3.入園者1人あたりからの収入が多い
4.園内のサイン・修繕・イベントなどは
職員がなるべく自前で行い支出をおさえる
5.ボランティアの活用

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